
「柴犬とお出かけしたいけど、何を持って行けば安心?」「どんな場所ならストレスなく楽しめる?」
そんな不安を感じている飼い主さんはとても多いです。
特に柴犬は、人気犬種でありながら 「意外とデリケートで、環境の変化を苦手としやすい」 という特徴があります。
私自身、愛犬“銀太”(柴犬)とのお出かけは、最初の頃は失敗の連続でした。
- 水が足りなかった
- アスファルトが熱すぎて歩けなくなった
- 混雑でストレスを感じてしまい早々に退散
- 行ってみたら犬NGの場所だった
こうした失敗を経験して、私は「柴犬に合った準備や場所選びって、本当に重要だ…」と実感したのです。

この記事では、あなたの柴犬とのお出かけが “もっと楽しく、もっと安心で、もっと思い出に残るものになるように”、
- お出かけグッズ
- 季節対策
- おすすめスポット
- 準備のコツ
をすべてまとめて解説します。
1. 柴犬とのお出かけで“絶対に必要”な基本グッズ

■ ポイント
柴犬のお出かけにおいて「基本グッズの準備」は、成功と失敗を分ける大切なポイントです。
■ 理由
柴犬は、室内では落ち着いていても外に出るとスイッチが入るタイプが多く、予想外の動きをすることがあります。
また、気温や地面の熱さ、刺激の多さなど、環境の影響を受けやすい犬種でもあります。
だからこそ、「困ったときに困らない」ための準備 が必要なのです。
● 折りたたみ水飲みボウル & 携帯用ボトル
柴犬は散歩中に水を飲まない子も多いのですが、これは「飲みたくない」ではなく「飲めない環境」だったりします。
人混み・騒音・暑さ・テンションの上下…さまざまな外的要因で水分補給のタイミングを逃してしまうのです。

そのため飼い主が “飲むタイミングを作る” ことが何より重要。
- こまめに木陰に誘導する
- ボトルを見せて安心させる
- 飲まなければ少し歩いてまた休憩
この「ゆっくり時間をかけて促す」ことで、ようやく飲む子も多いです。

折りたたみボウルは軽いうえ、汚れやすい外でも気軽に使えるのがメリット。
お出かけでは500ml以上の水がベストです。(夏は1Lでも良いくらい)
● リード・ハーネス(首輪)・リードクッション

柴犬は「本能的な強さ」を持つ犬種。
鳩・猫・風で揺れる葉っぱなどに反応して突然走り出すことがあります。
そのため——
- 首に衝撃が少ないハーネス
- 飼い主の手が痛くならないリード
- 急な引っ張りを和らげるクッション

この3つは、安全にお出かけを楽しむためにとても重要です。
特に、首輪だけの場合は 頸椎への負担 が心配。
柴犬は頑固で興奮しやすい傾向もあるため、ハーネスがあると飼い主も安心できます。
● ウンチ袋 & 消臭ジップ袋

お出かけ先では“普段より排泄が少し変わる”こともあります。
緊張・興奮・環境の刺激などで、いつもより頻度が多くなることも。
また、外出中はゴミ箱がすぐに見つからないことも多いため、
「多めに持つ」「消臭袋を使う」 ことが大事です。
「何袋あっても困らない」——それがウンチ袋です。
● 便利な小物収納バッグ
柴犬とのお出かけでは、意外と荷物が多いもの。
両手を空けておくためにも、ショルダータイプやウエストポーチが便利です。

例えば、こんなものをまとめて入れておけます。
- 水
- ウンチ袋
- スマホ
- おやつ
- ライト
- ティッシュ

これらのものを整理しておけると、取り出すときもスムーズでストレスがありません。
● ライト(夕方〜夜の散歩に必須)
夕方の散歩では、暗くなる時間が早く、足元の視認性が低下します。
柴犬は毛色によっては暗い場所で見えづらくなってしまうことも。

ライトがあると——
- ウンチの位置がわかる
- 足元を照らせる
- 周りから見えやすく、安全性が高まる
特に秋〜冬は必須のアイテムです。
2. 季節・シーン別“あると安心なプラスαアイテム”

「普段の持ち物」+「季節やシーンに合わせた対策」をすることで、
柴犬のお出かけは驚くほど快適になります。
● 【夏】熱中症・肉球対策
柴犬はダブルコートのため、暑さに弱い犬種 です。
さらにアスファルトは真夏には60℃以上になることもあり、肉球の火傷リスクが高まります。
おすすめアイテムは以下:
- クールマット
- 保冷剤入りネックバンド
- 冷却スプレー
- 犬用シューズ

特に「犬用靴」は嫌がる子も多いですが、短時間だけでも着けて歩かせると火傷防止になります。
お出かけは 早朝か夕方 が最適です。
● 【冬】寒さ・暗さ対策
柴犬は寒さには強めですが、“冷えすぎる”と急に動かなくなることがあります。

- 防寒ウェア
- ブランケット
- 反射リードライト
冬の外は暗くなるのが早いので、「照らす」より「見える」ことが重要。
反射材のついたリードは、安全性を高める大きなポイントです。
● 【車移動】酔いやすい子への対策
柴犬は意外と車酔いをしやすいことがあります。

吐き気だけでなく、ヨダレや震えなどの症状が出る子も。
- クレートで体を固定する
- 窓を少し開けて空気循環を良くする
- こまめに休憩を取る
- 直前の食事は控えめにする
“酔う前に対策”が一番効果があります。
3. 柴犬と行きたい“おすすめお出かけスポット”
ここでは、特に柴犬と相性が良い「自然系」「広い」「風通しの良い」スポットを紹介します。

● みなとみらい(横浜)

柴犬のお出かけで安定的に人気のエリアです。
海沿いの風と広い芝生は、柴犬の“本能的な気持ちよさ”にぴったり。
メリット
- 写真映えスポットが多い
- 歩道が広く歩きやすい
- 犬OKのカフェが多い
- 水場も多く夏でも比較的快適

実体験(銀太の場合)
海沿いの芝生でのんびりしていたら、潮風が気持ちよかったのか、普段より表情が柔らかく、ずっと笑顔でした。
歩く距離も取りやすく、良い運動になります。
● 所沢航空記念公園
自然豊かで、柴犬との散歩に最適。
ドッグランで自由に走らせることもできます。

おすすめ理由
- 木陰が多く、季節を問わず過ごしやすい
- 散歩コースが広い
- ベンチや休憩エリアが豊富

柴犬は「走ること」が大好きな子が多いので、ドッグランがある公園は相性抜群です。
4. お出かけ前に押さえておきたい“チェックポイント”
最後に、お出かけ前日のチェック項目を詳しくまとめます。
● 犬の体調チェック

- 食欲があるか
- いつも通りの排泄か
- 歩き方に違和感がないか
- 呼吸が荒くないか
特に「前日に疲れさせすぎていないか」もバランスを見ておきましょう。
● 天候チェック

- 気温
- 湿度
- 風
- アスファルト温度
- 日没時間
- 雨雲レーダー
柴犬は雨や湿度に弱い子も多いため、天候はかなり重要です。
● グッズの最終チェック

- 水+ボウル
- リード・ハーネス
- 予備のウンチ袋
- 季節アイテム
- ライト
- タオル(万能)
- ケガ応急セット(あると安心)
タオルは足拭き・日差しよけ・汚れ落としなど大活躍するので1枚は入れておきましょう。
5. まとめ:柴犬とのお出かけは“準備の質”で成功が決まる

柴犬とのお出かけは、事前準備を少し丁寧にするだけで、
散歩がもっと楽しく、もっと安全で、もっと豊かな時間になります。
私自身、銀太とのお出かけに慣れてきてからは、
- 笑顔が増え
- 写真の数も増え
- 外出そのものがイベントになり
以前よりもずっと一緒に過ごす時間が濃くなりました。

あなたの柴犬とのお出かけも、きっと素敵な思い出になります。
この記事が、そんな時間を作る“きっかけ”になれば嬉しいです。
