柴犬と暮らし始めてしばらくすると、
「最近、毛がびっくりするほど抜けるけど大丈夫？」
「掃除しても追いつかない…何かお手入れをした方がいいの？」
と不安になる飼い主さんはとても多いです。
これは多くの場合、柴犬の換毛期と呼ばれる自然な体の変化です。
ただ、初めての換毛期だと
「病気ではないのか」
「このままでいいのか」
と心配になりますよね。
この記事では、
柴犬 換毛期の基本から、柴犬 換毛期 お手入れとして
「何をすればよいのか」
「やりすぎなくていいこと」
まで、柴犬初心者の方にも分かるように、やさしい言葉で解説していきます。
読み終わるころには、
「これなら大丈夫」
「今日からこれをやってみよう」
と安心してもらえる内容になっています。
柴犬の換毛期とは？まず知っておきたい基本
換毛期とは、古い毛が抜けて新しい毛に生え変わる時期のことです。
柴犬は毛が二重になっている犬種で、内側のふわふわした毛と、外側のしっかりした毛があります。
この毛が季節に合わせて生え変わるため、
一気に大量の毛が抜けることがあります。
柴犬の換毛期は、春から初夏、そして秋ごろに起こることが多いです。
ただし、室内で暮らしている場合は、エアコンの影響などで時期が少しずれることもあります。
「こんなに抜けて大丈夫？」と思うほど毛が抜けることもありますが、
元気や食欲があれば、ほとんどの場合は心配いりません。
柴犬の換毛期に起こる体と毛の変化
換毛期に毛がたくさん抜けるのは、
体が季節に合わせて準備をしている証拠だと考えられます。
冬毛から夏毛へ、またはその逆へと切り替わるため、不要になった毛が自然と抜け落ちていきます。
この時期、柴犬によっては
・少しかゆそうにする
・フケのようなものが出る
といった変化が見られることもあります。
これは、毛が抜けるときに皮ふが刺激を受けるためで、多くの場合は一時的なものです。
ただし、強くかゆがる、赤くただれているなどの場合は、早めに動物病院に相談すると安心です。
柴犬の換毛期にやるべき基本のお手入れ方法
換毛期のお手入れで一番大切なのは、
「無理をしない」「やりすぎない」ことです。
たくさん毛が抜けると、
「全部取らなきゃ」「毎日完璧にしなきゃ」
と思ってしまいがちですが、そこまで頑張る必要はありません。
基本は、
・こまめに毛を取ってあげる
・皮ふに負担をかけない
この二つを意識するだけで十分です。
柴犬自身の体が自然に毛を生え変わらせているので、飼い主さんはそれをやさしく手伝う気持ちでいましょう。
換毛期の柴犬におすすめのブラッシング方法
換毛期のお手入れで中心になるのが、ブラッシングです。
頻度の目安としては、一日一回から二回程度が多いです。
ただし、嫌がる場合は無理に行わず、短時間でも問題ありません。
ブラッシングのタイミングは、散歩のあとや、柴犬がリラックスしているときがおすすめです。
「気持ちいい時間」と感じてもらえるように、声をかけながら、ゆっくり行ってあげましょう。
柴犬の換毛期に気をつけたいシャンプーの考え方
換毛期になると、「毛を減らすために洗った方がいい？」と悩む方もいます。
ただし、洗いすぎはおすすめできません。
シャンプーをしすぎると、皮ふに必要なうるおいまで落としてしまうことがあります。
自宅で洗う場合は、
・短時間で終わらせる
・しっかりすすぐ
・よく乾かす
ことを意識してください。
頻度としては、月に一回程度、または汚れが気になるときで十分な場合が多いです。
換毛期でも安心できる食事と生活環境の整え方
毛の生え変わりには、体の中からのサポートも大切です。
特別なことをする必要はなく、
毎日のごはんをきちんと食べられているかを
確認しましょう。
急に食事を変える必要はありませんが、
食欲が落ちていないか、元気に過ごしているかを見ることが大切です。
また、部屋の温度が極端に暑すぎたり寒すぎたりしないよう、柴犬が過ごしやすい環境を整えてあげましょう。
柴犬の換毛期で「これは大丈夫？」と迷ったときの判断目安
次のような場合は、様子を見てもよいことが多いです。
・元気がある
・食欲がある
・毛が抜ける以外は普段通り
一方で、
・強いかゆみが続く
・皮ふが赤くただれている
・元気がなく食欲も落ちている
場合は、動物病院に相談すると安心です。
「心配しすぎかな？」と思うときでも、
相談することで気持ちが楽になることもあります。
まとめ
柴犬の換毛期は、一時的な自然の変化です。
毛がたくさん抜けると驚きますが、多くの場合は心配いりません。
飼い主さんが落ち着いて、できることを少しずつ続けていくことが、柴犬にとって一番の安心につながります。
無理をせず、焦らず、
一緒に換毛期を乗り越えていきましょう。