「柴犬って凛々しくて可愛い!」「日本犬ならではの忠犬イメージが好き」
そんな理由から、柴犬に憧れる人は少なくありません。私自身もそのひとりでした。
しかし、見た目の可愛さだけで迎えると「こんなはずじゃなかった…」と後悔してしまうケースも多い犬種です。
今回は、実際に柴犬を飼って感じた“覚悟”を、これから迎える人に向けてリアルにお伝えします。
柴犬を迎える前に覚悟すべき5つの現実

1. 頑固で自立心が強い性格
飼い主の声(ポジティブ)
「最初は全然言うことを聞いてくれなかったけど、信頼関係ができてからは目を見て意思疎通ができるように。時間をかけて絆が深まる喜びは格別です。」
飼い主の声(ネガティブ)
「頑固さに根負けして怒ってしまったことも。感情的になっても逆効果だと痛感しました。」
2. 毎日の運動が欠かせない
飼い主の声(ポジティブ)
「散歩のおかげで自分も健康に。毎日自然と体が動く習慣がつきました。」
飼い主の声(ネガティブ)
「天候の悪い日も散歩を欠かせないのは正直つらい…。でも帰宅後の満足そうな顔を見ると頑張れます。」
3. 換毛期の抜け毛が想像以上
飼い主の声(ポジティブ)
「ブラッシングを重ねるうちにスキンシップの時間が増え、愛犬も気持ちよさそうにしています。」
飼い主の声(ネガティブ)
「掃除機を毎日かけても追いつかず、ついイライラしたことも。」
4. 警戒心が強く吠えやすい
飼い主の声(ポジティブ)
「頼もしい警備員のようで、防犯面で安心感があります。」
飼い主の声(ネガティブ)
「宅配便に吠え続けて近所に気を遣う場面も。子犬期の社会化が大事だと実感しました。」
5. 医療費や長寿化に伴う金銭的負担
飼い主の声(ポジティブ)
「長く一緒にいられるのは何よりの幸せ。予防接種や保険加入で安心して暮らせています。」
飼い主の声(ネガティブ)
「予想以上の治療費に家計が厳しい月もありました。」
こんな人は柴犬を飼わない方がいいかも?
- 長時間家を空ける家庭
1日8時間以上の留守が続くと、柴犬に大きなストレスがかかります。 - 毎日の散歩が負担に感じる人
運動不足は心身の健康に直結します。 - 従順な犬を求める人
命令に従うだけの犬をイメージしているなら、柴犬はギャップが大きいでしょう。
もしこれらに当てはまる場合は、他の犬種やペットとの暮らし方を検討することをおすすめします。
柴犬と幸せに暮らすための心構え
ここまで読むと「やっぱり大変そう」と感じるかもしれません。
ですが、覚悟を持った飼い主にとって柴犬はかけがえのないパートナーになります。
- 子犬期からの社会化トレーニングで警戒心を和らげる
- 家族全員で協力して散歩・しつけを続ける
- 叱るより褒めて信頼を築く
- 定期的な健康診断や保険加入で医療費リスクを軽減
これらを意識すれば、頑固だけど忠実で愛情深い柴犬の魅力を存分に味わえます。
まとめ:覚悟があれば、一生のパートナーに
柴犬は、ただ「かわいい」だけで迎えるにはハードルが高い犬種です。
しかし、根気と愛情を持って向き合えば、家族に深い絆をもたらしてくれる存在でもあります。
私自身、初めての換毛期に家中が毛だらけになり「大変だ!」と驚きましたが、
今ではその手間さえも愛おしく感じています。
これから柴犬を迎える方は、ぜひ“覚悟”を胸に。
その先には、唯一無二のパートナーとの豊かな日々が待っています。