
「ごはん、どのくらいあげればいいんだろう?」
柴犬を迎えたばかりのころ、多くの飼い主さんが最初にぶつかる壁がこれです。
うちの銀太を迎えた当初、フードのパッケージに書かれた給与量どおりにあげていたら、食べ終わったあとも食器の前でじっとこちらを見つめてくる日が続きました。
あの目は「まだあるんだろ」と完全に言っていた。
でも追加であげると今度は太りはじめる……という迷走期を経験しました。
柴犬の食事管理は、年齢・体重・運動量・去勢の有無によって、適切な量がかなり変わってきます。
そして「人間が食べるものだから大丈夫だろう」と思っていると、犬にとって実は危険な食材が普段の食卓に潜んでいることも少なくありません。
この記事では、年齢・体重別の給餌量の目安・おやつの与え方・NG食材リストを一本にまとめました。
柴犬オーナーの方にとって、日々の食事管理の"基準"になる記事を目指しています。
柴犬の食事量、どうやって決める?基本の考え方
まず大前提として、フードのパッケージに書いてある給与量はあくまでも「参考値」です。
同じ体重でも、よく動く子・あまり動かない子、去勢済み・未去勢によって必要なカロリーはかなり変わります。
だから「パッケージどおりにあげているのに太ってきた」「逆に痩せてきた」というのは、珍しいことではありません。
食事量を決める際に一番参考になるのが、”ボディコンディションスコア(BCS)”という指標です。
BCSで体型をチェックする3つのポイント:
- 上から見る:ウエストのくびれがしっかりある
- 横から見る:お腹が引き締まって吊り上がっている
- 触って確認:肋骨を触ったとき、脂肪の下に骨を感じられる
肋骨が目で見てわかるほど浮き出ていたら痩せすぎ、触っても全くわからなければ太りすぎのサイン。
月に一度くらい触って確認する習慣をつけておくと、フード量の調整がしやすくなります。
年齢・体重別の給餌量の目安
※ 以下はドライフード(総合栄養食)を基準とした目安です。
フードのカロリーによって大きく異なるため、パッケージ記載も必ず確認してください。
子犬期(〜1歳)
| 月齢 | 1日の目安量(g) | 給餌回数 |
|---|---|---|
| 2〜3ヶ月 | 80〜120g | 3〜4回 |
| 4〜6ヶ月 | 120〜160g | 3回 |
| 7〜12ヶ月 | 150〜180g | 2〜3回 |
子犬期は成長にエネルギーを大量に消費するため、体重のわりに多めの量が必要です。
特に生後2〜4ヶ月は急激に成長する時期なので、体重の増加に合わせて月ごとに見直しましょう。
一度にたくさん食べると消化器に負担がかかるため、1日複数回に分けて給餌するのが基本です。
成犬期(1〜7歳)
標準的な柴犬の体重はオスで8〜11kg、メスで6〜9kgほど。
運動量が多い子は多め、シニアに近づいてきたら少し減らすなど、体型を見ながら微調整していきましょう。
| 体重 | 1日の目安量(g) | 給餌回数 |
|---|---|---|
| 6kg | 約100〜120g | 1日2回(朝・夕) |
| 8kg | 約130〜150g | 1日2回(朝・夕) |
| 10kg | 約150〜170g | 1日2回(朝・夕) |
銀太は現在8kg台。ごはんの時間になると急に素直でおとなしくなるのがまるわかりで、食器を出した瞬間のスイッチの入り方は毎回笑えます。
シニア期(7歳〜)
7歳を超えてくると、代謝が落ちて同じ量を食べていても太りやすくなります。
それと同時に筋肉量も落ちてくるため、単純に量を減らすだけでなく、シニア向けフードへの切り替えも検討してみてください。
| 体重 | 1日の目安量(g) |
|---|---|
| 6kg | 約90〜110g |
| 8kg | 約110〜130g |
| 10kg | 約130〜150g |
関節や内臓に負担をかけないよう、理想体型をキープすることがシニア期の健康管理の基本です。
気になる変化があれば早めにかかりつけ医に相談するのが安心です。
👉 シニア期に向けた健康管理については、こちらの記事もどうぞ。
おやつの与え方と1日の量の目安
おやつは「補食」ではなく、しつけやコミュニケーションのためのツールと位置づけるのが基本です。
1日のおやつの量は、その日の総摂取カロリーの10%以内が目安とされています。
たとえば体重8kgの成犬の場合、1日の必要カロリーはおよそ400〜500kcal。
10%は40〜50kcalなので、小さなジャーキー1〜2本が上限のイメージです。
「ちょっとだから大丈夫」が積み重なると、知らないうちにカロリーオーバーになりがちなので注意が必要です。
銀太はおやつを出すと、普段の「我関せず」モードが嘘のようにキビキビと動きます。
そのギャップが毎回おかしくて、ついあげすぎてしまうのが飼い主の弱いところ……。
おやつを与えるときのポイント:
- しつけ・トレーニングの褒美として使うのが◎
- 食事量が減っているのにおやつをねだる場合は総量を見直す
- 人間用のお菓子はNG(塩分・糖分・添加物が多すぎる)
- おやつをあげた分、その日のフード量を少し減らす意識を持つ
また、市販のおやつを選ぶ際は原材料がシンプルで、国産・無添加のものを選ぶと安心です。
「とり肉・さつまいも・かぼちゃ」などが主原料のシンプルなおやつが、胃腸への負担も少なくおすすめです。
👉 おやつを使った効果的なしつけ方法は、こちらの記事もあわせてご覧ください。
→ 柴犬の無駄吠えで困った時のしつけ方法
絶対NG!柴犬に与えてはいけない食材【危険度順】
「少しなら大丈夫だろう」が一番危ない。犬にとってのNG食材は、量の問題ではなく「与えないこと」が鉄則です。
特に以下の食材は、家族全員で共有しておいてください。

🔴 危険度MAX|少量でも命に関わる
| 食材 | 主な症状・注意点 |
|---|---|
| ネギ・玉ねぎ・ニラ・ニンニク | 溶血性貧血を引き起こす。加熱・乾燥しても毒性は消えない。スープや炒め物の汁もNG |
| チョコレート・カカオ | テオブロミンが中枢神経を刺激。嘔吐・下痢・心臓発作・死亡のリスク |
| ぶどう・レーズン | 急性腎不全を引き起こす。なぜ毒性があるか未解明なため、少量でも絶対NG |
| キシリトール | ガム・一部の歯磨き粉・ヨーグルトに含有。低血糖・肝不全の原因に |
| マカデミアナッツ | 後肢の麻痺・嘔吐・発熱。メカニズム未解明のため量に関わらず与えない |
🟡 危険度中|大量・継続摂取は要注意
| 食材 | 主な症状・理由 |
|---|---|
| アルコール類 | 微量でも中毒症状。鍋料理などのアルコールが残った汁も注意 |
| アボカド | ペルシンという成分が嘔吐・下痢・呼吸困難を引き起こす |
| 生の卵白 | 継続摂取でビオチン(ビタミンB7)欠乏症の原因に。加熱すればOK |
| 塩分が多い食品 | 腎臓への負担・高血圧のリスク。かまぼこ・ちくわ・漬物なども注意 |
| カフェイン | コーヒー・緑茶・コーラなど。嘔吐・痙攣・不整脈の原因に |
🟢 適量なら問題なし|与え方に注意
| 食材 | 注意点 |
|---|---|
| とり胸肉・ささみ | 無塩・加熱済みならOK。生食は菌のリスクあり |
| さつまいも・かぼちゃ | 糖質が高いため少量に。おやつの代わりに少し加えるイメージで |
| りんご | 種・芯・皮は除いて。少量ならおやつにも◎ |
| にんじん・ブロッコリー | 生でも加熱でもOK。食物繊維の補給にも |
NG食材は「知らなかった」では取り返しがつかないケースがあります。
特にネギ類・チョコレート・ぶどうは"うっかりあげてしまいやすい"食材の代表格。
調理中の落としものや、子どもが与えてしまうケースも多いので、家族全員への周知が大切です。
まとめ|柴犬の食事は「量・質・タイミング」の3つで整える
今回の内容を3つにまとめます。
- 量:年齢・体重・運動量に合わせて、月に一度ボディコンディションを確認しながら調整
- 質:おやつは総カロリーの10%以内に。人間用の食品・NG食材は徹底して避ける
- タイミング:子犬は1日3〜4回、成犬は朝夕の2回が基本
「フードを何にするか」も大事ですが、まずは量と頻度をきちんと管理することが、柴犬の健康を長く守るための第一歩です。
銀太も毎日のごはんを楽しみにしながら、今日も元気に過ごしています。
食事管理は地味に見えて、実は愛犬との信頼関係を積み上げていく大切な時間。
焦らず、一緒に整えていきましょう。
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